ブルーバースデー

制作:2021年
ジャンル:ファンタジー/サスペンス・ミステリー
全16話(Abema参照)
脚本:ムン・ウォニョン、ク・ソヨン
出演:キム・イェリム、ホンソク、イ・サンジュン、キム・イソ、キム・ギョルユ、チュ・ヒョン、キム・ソユン、ムン・ジュウォン
評価: [4.1]
それから10年後の誕生日、いまだにソジュンの死を受け入れられずにいるハリンは、遺品のカメラと彼が撮った写真9枚を発見する。
現像した写真を見ていたハリンは、当時を思い出し悲しみのあまり1枚の写真を燃やすと、10年前にタイムスリップします。
ハリンは、ソジュンの死の真相を突き止めて運命を変えるべく奔走する・・・。
「ブルーバースデー」が見られる動画配信サービス
「ブルーバースデー」関連の原作・楽曲
確認した限り原作はなく、オリジナル脚本のようです。
流通しているサウンドトラックは確認できませんでしたが、Amazon Prime Musicで試し聴きできます。
「ブルーバースデー」の予告編・映像など
「ブルーバースデー」予告編
口コミ、評価、感想
タイムスリップものなので、「ソンジェ背負って走れ」みたいなものかと思いましたが、サスペンス要素が思いの外、強かったです。
少し支離滅裂なストーリーですが、面白かったです。ホンソクが格好良かった。
「ブルーバースデー」をより楽しむために・・・
“青”というのは、本来の青という意味の他に、空や憂鬱(ゆううつ)、悲しみなどを表現するのに使われることがあります。
そのため、このドラマのタイトルでは、
青≒憂鬱、悲しみ
を表わしたかったのかなと思います。
写真を燃やす行為について
ドラマや映画などでは、写真を燃やすという行為は、以下のような意味が暗黙的に込められることが多いと思います。
- 過去の記憶や関係を断ち切る
→失恋した相手や、絶交した友人・家族の写真を燃やすことで「二度と戻らない関係」を象徴する - 復讐・憎しみ・呪い
→ 燃やす対象への怒りや怨念を表現する - 時間・存在の消失
→ SFやファンタジーでは、写真を燃やすと「その人物が存在しなかったことになる」「過去が改変される」というルールが使われることがあります
チ・ソジュンはカメラマン
恋人だったチ・ソジュン(ホンソク演)は、カメラマンだった(カメラが好きだった)こともあり、オ・ハリンを「被写体」として撮影した写真ばかりが残っていました。
そのため、2人が一緒に写った写真は、ほとんどありません。
この 「2人が一緒に写った写真を燃やして過去に戻る(彼を救う)」 という行為と、「彼との写真を燃やす ≒ 彼との決別」 という相反する行為に興味深かったです。

ロウソクが10本なのと、ハリンの暗い表情から、命日≒誕生日を示唆していると思われます。
「ブルーバースデー」を見るなら・・・
※本ページの情報は2025年3月時点のものです。
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