ヘチ 王座への道
制作:2019年
ジャンル:歴史ドラマ/ヒューマンドラマ
全24話(Amazon参照)
脚本:キム・イヨン
出演:チョン・イル、クォン・ユル、コ・アラ(Ara)、パク・フン、イ・ギョンヨン、ペ・ジョンファ、ハン・サンジン、アン・スンギュン、イ・ピルモ、ノ・ヨンハク
評価: [3.9]
国王の長男で王位継承者である世子に世継ぎができず、朝廷では次の王位を巡って密豊君(イ・タン)を推す老論派と延齢君(イ・フォン)を推す少論派の争いが起きていた。
そんな中、王の次男である延礽君(イ・グム)が都へ戻ってくる。
母親の身分が低いため冷遇されていた延礽君(チョン・イル演)は朝廷から距離を置いて生活していた。
都へ戻って早々、高価な馬とひきかえに科挙の替え玉受験を頼まれた延礽君だったが、試験場で出会ったパク・ムンス(クォン・ユル演)に替え玉だと気づかれてしまう。
「ヘチ 王座への道」が見られる動画配信サービス
「ヘチ 王座への道」関連の原作・楽曲
確認した限り原作はなく、オリジナル脚本のようです。
なお、「ヘチ 王座への道」のガイドブックが出版されています。
サウンドトラックも販売されています。
「ヘチ 王座への道」の予告編・映像など
「ヘチ 王座への道」予告編
口コミ、評価、感想
勧善懲悪がわかりやすい歴史ドラマ。イ・グムの生き方に感銘を受けた。
ストーリーも王道でよかったと思います。ただ、王道の歴史ドラマにしては、俳優陣の演技に重厚感が足りなかったと思います(特に悪役)。
「ヘチ 王座への道」をより楽しむために・・・
このドラマでは、延礽君(イ・グム|이금))が老論の中心的人物である閔鎮献(ミン・ジンホン)と対立しながら王位に就く設定になっていますが、実際の歴史では、延礽君は老論の支持を受けていました。
老論(ノロン)派について
朝鮮王朝時代の党争の中で形成された政治派閥の一つで、特に粛宗(スクチョン)以降の朝廷で重要な役割を果たしました。
老論派は、君主の権威を絶対視し、王権を強く支持する立場を取っていました。
これは、君主の権力を背景に自派の影響力を強化する目的もありました。
少論(ソロン)派について
少論(ソロン)派は、17世紀末の粛宗(スクチョン)治世において、西人派内部で起きた意見の相違により老論派から分裂して形成されました。
主な争点は、儒教倫理(特に礼学)に基づく政策の解釈や、王権に対する姿勢の違いでした。
特に少論派は、王権を支持しつつも、その濫用を防ぐために抑制的な立場を取ることが多かったです。
ヘチ(해치)とは?
ドラマのタイトルとなっている「ヘチ(해치)」は、災いを防ぎ、正義を守る役割を持つ伝説の動物です。
ヘチの姿や特徴は以下のように伝えられています。
- ライオンに似た体
- 頭に一本の角
- 鋭い牙や爪を持つ
- 火や風を操る力を持つ(とも言われている)
また、ヘチは正義を愛し、不正を嫌う生き物として知られていて、法律や裁判、倫理を象徴する存在として扱われています。
なお、ソウル市の公式マスコットキャラクターのモチーフになっています。

この時代を描いた韓国ドラマとしては、「トンイ」、「テバク~運命の瞬間~」などがあります。
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「ヘチ 王座への道」を見るなら・・・
※本ページの情報は2025年1月時点のものです。
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