【朝鮮王朝】第1代〜第9代王が登場する韓国ドラマ一覧

【朝鮮王朝】第1代〜第9代王が登場する韓国ドラマ一覧

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韓国時代劇ファンなら、朝鮮王朝を舞台にしたドラマにワクワクするはず!

史実に基づいた骨太な歴史ドラマから、王宮ロマンスやファンタジー満載のエンタメ作品まで、そのバリエーションは実に多彩です。

韓国の歴史ドラマについて

韓国の歴史ドラマは、大きくわけて4つの時代に分けることができると思います。

  • 三国時代(紀元前108年頃~676年)
  • 高麗時代(918年~1392年)
  • 朝鮮時代(李氏朝鮮、1392年~1910年)
  • 三国時代(近現代(1910年~1988年頃)

中でも、最も多くの作品が制作されているのが李氏朝鮮時代です。

ドラママ
日本の戦国時代にあたる1550〜1650年代頃の作品は、権力争いや王族の人間模様など、ドラマとしての魅力にあふれています。
李氏朝鮮は1392年に建国され、1910年の日韓併合まで続いた王朝です。
儒教を国の根本とし、ハングルの制定や文化の発展など、朝鮮の基礎を築いた時代とされています。

朝鮮王朝の一覧とモデルとなった作品(第1~9代目まで)

今回、朝鮮王朝を舞台にした韓国ドラマが、どの時代(王朝)をモデルにしているのかを一覧にしてみました。

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なお、名前の前にある数字は、その王が朝鮮王朝で何代目にあたるかを示しています。

1. 太祖(テジョ|태조)【1392~1398年】

太祖(テジョ|태조)は、朝鮮王朝の初代国王で、本名は李成桂(イ・ソンゲ)。

高麗末期の武将として活躍し、1392年に高麗を倒して新たに李氏朝鮮を建国しました。

儒教を国家の基本理念と定め、政治・制度の基盤を整備した後は、。息子たちの王位継承争いをきっかけに、在位わずか6年で退位しました。

李氏朝鮮・第1代王が舞台の韓国ドラマ

2. 定宗(チョンジョン|정종)【1398~1400年】

定宗(チョンジョン|정종)は、朝鮮王朝第2代王。太祖の次男で兄であるイ・バンウの廃位後の1398年に即位しました。

在位はわずか2年で、実権は弟のイ・バンウォン(後の太宗)にありました。

なお、短命政権ながら、漢陽(現在のソウル)への遷都を実現しました。

李氏朝鮮・第2代王が舞台の韓国ドラマ

3. 太宗(テジョン|태종)【1400~1418年】

太宗(テジョン|태종)は、朝鮮王朝第3代王で、建国者である太祖の五男。本名は李芳遠(イ・バンウォン)。

兄弟間の王位争い「王子の乱(おうじのらん)」を経て、実権を握り、1400年に即位しました。

中央集権体制の確立、科田制度の整備、六曹直啓制の導入などで、王権を強化し政治体制の安定化を推し進めました。

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朝鮮王朝初期の基盤を築いた実力派の王として知られています。

李氏朝鮮・第3代王が舞台の韓国ドラマ

4. 世宗(セジョン|세종)【1418~1450年】

世宗(セジョン|세종)は、朝鮮王朝第4代王で、太宗の三男。本名はイ・ド。

父の政治体制を受け継ぎつつ、学問・文化・科学技術の振興に力を入れました。

特に、庶民のための文字「訓民正音(後のハングル)」の創製は大きな功績として知られています。

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農業技術や天文学の発展、法制度の整備にも取り組んだこともあって、理想の君主(聖君)として人気者だな。

李氏朝鮮・第4代王が舞台の韓国ドラマ

5. 文宗(ムンジョン|문종)【1450~1452年】

文宗(ムンジョン|문종)は、朝鮮王朝第5代王で、世宗の長男。本名はイ・ヒャン。

父である世宗の晩年には、弱った父に代わって政務を補佐し、1450年に即位しましたが、即位後まもなく体調を崩し、在位わずか2年で崩御しました。

李氏朝鮮・第5代王が舞台の韓国ドラマ

6. 端宗(タンジョン|단종)【1452~1455年】

端宗(タンジョン|단종)は、朝鮮王朝第6代の王で、文宗の息子。本名はイ・ホンウィ。

12歳で即位しましたが、若年ゆえに外戚や重臣たちの間で権力争いが起こり、叔父である首陽大君(のちの世祖)によって王位を奪われました。

その後、庶人に落とされ、1457年に命を奪われた悲劇の王として知られています。

李氏朝鮮・第6代王が舞台の韓国ドラマ

7. 世祖(セジョ|세조)【1455~1468年】

世祖(セジョ|세조)は、朝鮮王朝第7代の王で世宗の次男。本名は李瑈(イ・ユ)です。

即位に至る過程で、癸酉靖難(きゆうせいなん)というクーデターを起こし、多くの忠臣を処刑しました。

代表的な功績として、「経国大典(けいこくたいてん)」の編纂が挙げられ、冷徹な権力者であると同時に、有能な行政改革者としても知られています。

李氏朝鮮・第7代王が舞台の韓国ドラマ

8. 睿宗(イェジョン|예종)【1455~1468年】

睿宗(イェジョン|예종)は、朝鮮王朝第8代の王で世祖の長男です。

父・世祖の死去に伴い1468年に即位しましたが、即位時から病弱で、在位はわずか1年と短命でしたが、武芸や学問に秀でていたと言われています。

李氏朝鮮・第8代王が舞台の韓国ドラマ

9. 成宗(ソンジョン|성종)【1469~1494年】

成宗(ソンジョン|성종)は、朝鮮王朝第9代の王で睿宗の息子。本名は、李娎(イ・ヒョル)です。

幼くして即位したため、初期は祖母の貞熹王后(チョンヒワンフ・ユンシ)や、母である仁粋大妃(インステビ)が、幼い皇帝に代わって政治を執りおこないました。

大きくなってからは、儒教政治を推進し、「経国大典」の完成や科挙制度の整備など、朝鮮王朝の制度的安定を図り、文治政治の基礎を固めた名君とされています。

李氏朝鮮・第9代王が舞台の韓国ドラマ

以上、第1代から第9代までの朝鮮王朝と、それぞれをモデルとした韓国ドラマの一覧をご紹介しました。

この時代は、建国から体制の確立までの激動期にあたります。

太祖による建国後は、王位継承を巡る争いやクーデターが相次ぎましたが、太宗や世宗によって中央集権体制が整えられ、ハングルの創製や法制度の整備など、文化と政治の基礎が築かれました。

成宗の時代には儒教政治が本格化し、比較的安定した文治国家への移行が進みます。

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しかし、第10代以降には再び権力争いが表面化していきます。

朝鮮王朝10代目以降は、下記の記事をご覧ください。

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今回は、朝鮮王朝(李氏朝鮮)を舞台にした韓国ドラマが、どの時代(王朝)をモデルにしているのか?の続きです。 李氏朝鮮は1392年に建国され、1910年の日韓併合まで続いた王朝です。 儒教を国の根本とし、ハングルの制定や文化の発展など、朝[…]

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