キルミー・ヒールミー
制作:2015年
ジャンル:恋愛ドラマ
全20話(Amazon参照)
監督:キム・ジンマン
脚本:チン・スワン
出演:チソン、ファン・ジョンウム、パク・ソジュン、キム・ユリ、オ・ミンソク、キム・ヨンエ
評価: [4.1]
お人好しで誰にでも好かれる性格だが、実は多重人格という家族にも明かせない秘密を抱えていました。ある日、ドヒョンは別人格の一人であるセギの仕業により、いつの間にか韓国へ向かう飛行機の中へ。
その帰国途中で覆面小説家のオ・リオン(パク・ソジュン演)と精神科の研修医であるリジン兄妹に出会います。
その後、ドヒョンはリジン(ファン・ジョンウム演)と再会するが、その時ドヒョンはセギの人格に切り替わり、なんとリジンに告白してしまいます。
セギの行動が全く記憶にないドヒョンと、めまぐるしく変化する彼の様子に混乱するリジン。
やがて、リジンはドヒョンが多重人格であることを知り、ドヒョンはリジンに自分の主治医になって欲しいと依頼しますが・・・。
「キルミー・ヒールミー」が見られる動画配信サービス
「キルミー・ヒールミー」関連の原作・楽曲
確認した限り、原作はなくオリジナル脚本のようです。
サウンドトラックは販売されています。
「キルミー・ヒールミー」の予告編・映像など
「キルミー・ヒールミー」予告編
口コミ、評価、感想
重いテーマだろうなと思って見たけど、チソンの演技に引き込まれました。コミカルな展開もあり、いろんな意味で楽しませてもらいました。
パク・ソジュン目当てで見ましたが、チソンの演技が圧巻でした。
「キルミー・ヒールミー」をより楽しむために・・・
このドラマのテーマとなっているのが多重人格障害、診断名は「解離性同一性障害((Dissociative Identity Disorder)」と呼びます。
そして、解離性同一性障害について書かれた小説で、世界的に有名なのが、ダニエル キイスの著書である「24人のビリー・ミリガン」です。
24人のビリー・ミリガンはどんな話?
1970年代に実在したアメリカの人物、ビリー・ミリガンの実話を元にしたノンフィクション作品です。
ビリーは、1977年にオハイオ州で起こした連続強姦事件に関与した疑いで逮捕されました。
裁判で、彼は犯行当時、自分がその行為を行った記憶が全くないと主張し、精神鑑定を受けた結果、彼が解離性同一性障害を患っていることが判明します。
彼の中には24人の異なる人格が存在し、それぞれが異なる性格、記憶、知識を持っており、時には犯罪を犯した人格も含まれていました。
ビリーの人格には、暴力的な人物、芸術家、子供の人格、そして女性の人格まで様々なものがあり、彼らがどのようにビリーの中で共存し、時折表に出てくるかが描かれています。
また、ビリーの多重人格がどのようにして形成されたのか、幼少期に受けた虐待や心理的トラウマがどのように彼の精神を分裂させたのかを詳細に探るとともに、彼の人格たちとの関係や治療の試みも描写されています。

そういった悲しい出来事(病気)をなくすためにも、厳しい刑罰や、電子監視装置(アンクレット)の義務化を進める必要があると思うわ。
MBC演技大賞で12冠を獲得
話が重くなってしまいましたが、このドラマは、MBC演技大賞で12冠を獲得しています。
特に、チソンはこのドラマで、上記以外にもあらゆる賞を総ナメしているので、彼の圧巻の演技を見て欲しいと思います。
「キルミー・ヒールミー」を見るなら・・・
※本ページの情報は2024年9月時点のものです。
最新の配信状況は各種VODサイトにてご確認ください。