マネーゲーム

制作:2020年
ジャンル:ヒューマンドラマ
全16話(Hulu参照)
脚本:イ・ヨンミ
出演:コ・ス、イ・ソンミン、シム・ウンギョン、ユ・テオ、チェ・ビョンモ、チェ・ドクムン、チェ・ウン、オ・リュン
評価: [3.8]
ジョンイン銀行の処理問題を巡り、政府内部でも調整がつかない中、金融委員会の金融政策局のチェ・イホン課長(コ・ス演)が国会政務委員会の国政監査で自分の信念を口にしてしまいます。
「銀行に対する政府の対応はこれまで誤ってきたので、今でも売却すべきだと・・・。」
慌てた政府は、チェ・イホン課長の首を切ることで事態を収拾しようと動き出します。
「マネーゲーム」が見られる動画配信サービス
「マネーゲーム」関連の原作・楽曲
確認した限り原作はなく、オリジナル脚本のようです。
サウンドトラックの販売は確認する事ができませんでした。
「マネーゲーム」の予告編・映像など
「マネーゲーム」予告編(英語字幕)
口コミ、評価、感想
本格的な経済ドラマ。ドラマ内でも専門用語が多いこともあり、見る人を選ぶドラマだと思う。
韓国ドラマで、ここまで骨太の作品を作れると思ってなかった。今の韓国経済や官僚の問題を浮き彫りにしており、制作陣の想いが伝わるドラマだった。
「マネーゲーム」をより楽しむために・・・
「IMF」とは、国際通貨基金(International Monetary Fund)の略で、1944年に設立された国際的な金融機関です。
IMFの主な役割は、加盟国の経済の安定を図り、通貨の安定や国際的な貿易を促進することです。
韓国における「IMF」とは?
韓国では「IMF」と言うと、1997年から1998年にかけて起こったアジア通貨危機のことを指します。
このとき韓国も深刻な経済危機に陥り、IMFから融資を受けることになりました。
多くの企業が倒産し、大量の失業者が生まれたこの時期を、韓国では「IMF危機」と呼んでいます。
この経験が強く国民の記憶に残っており、「第2のIMF危機」が来るのではないかという不安が、この「マネーゲーム」でも描かれています。
「マネーゲーム」を見る際に知っておきたい経済知識
- 経済成長(GDP)
- GDP(国内総生産)は、ある国で一定期間に生産されたすべての財とサービスの総額を示します。経済成長はGDPの成長率で表され、成長が高いほど経済が拡大していることを意味します。韓国のような輸出依存型の国では、経済成長が非常に重要です。
- 外貨準備高
- 外貨準備高とは、中央銀行が保有している外国通貨や金などの資産のことです。外貨準備は、国際的な支払いに使われるほか、通貨危機が起きたときの「防波堤」として機能します。1997年のIMF危機の際、韓国の外貨準備が不足して通貨危機が起こりました。
- 金融政策
- 金融政策は、中央銀行が金利や通貨供給量を調整することで、経済活動をコントロールする方法です。例えば、インフレ(物価の上昇)を抑制するために金利を引き上げたり、不況時には金利を下げたりして景気を刺激します。
- 国家債務
- 国家債務とは、政府が国内外から借り入れた借金の総額です。国家債務が増えすぎると、経済の健全性が損なわれ、国際的な信用も低下します。これにより、外国からの借り入れが難しくなり、通貨危機を引き起こす可能性があります。
- 投資銀行
- 投資銀行は、企業の資金調達や株式、債券の発行を手助けする金融機関です。投資銀行は国際的な資金の流れや金融市場での動向を大きく左右します。ウォール街に代表されるように、金融危機において投資銀行の役割が大きいことがあります。
なお、このドラマでは、
何故、そのような社会が産まれてしまったのか?
そのような社会を維持する為に働く国民や官僚
をテーマにして描きたかったようです。
参考:머니게임 – 기획 의도
「マネーゲーム」を見るなら・・・
※本ページの情報は2024年9月時点のものです。
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