恋人~あの日聞いた花の咲く音~
制作:2023年
ジャンル:歴史ドラマ/恋愛ドラマ
全42話(Amazon参照)
脚本:ファン・ジニョン
出演:ナムグン・ミン、アン・ウンジン、イ・ハクジュ、イ・ダイン、キム・ユヌ、イ・チョンア、チ・スンヒョン、パク・ジョンヨン、クォン・ソヒョン、パク・カンソプ、チェ・ムソン
評価: [3.9]
運命の人との出会いを夢見る両班(ヤンバン)の娘ユ・ギルチェは、初恋相手のナム・ヨンジュン(イ・ハクジュ演)が親友のキョン・ウネ(イ・ダイン演)と恋仲であることにやきもきする日々を送っていた。
コッタリムの日、 ヨンジュンの気を引くためにブランコに乗ったギルチェは、バランスを崩して天を舞います。
そんな彼女を抱き止めたのは、村を訪れていたイ・ジャンヒョン(ナムグン・ミン演)だった。
ギルチェに興味を持ったジャンヒョンは、それから何かと彼女を構うように。
そんな中、清(しん)の軍隊が朝鮮に攻め込んできたという知らせが届き・・・。
「恋人」が見られる動画配信サービス
「恋人」関連の原作・楽曲
原作はなく、オリジナル脚本のようですが、映画「風と共に去りぬ」をモチーフとしています。
ただ、このドラマを原作としたWEB版の漫画が放送と同時に展開され注目を集めました。
サウンドトラックも販売されています。
「恋人」の予告編・映像など
「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」予告編
口コミ、評価、感想
戦争というか虐殺シーンは見ていて辛かったけど、戦争の悲惨さとラブ要素、切なさが上手く描かれたドラマでした。
韓国は、モンゴル、中国、ロシアの顔色を見て、強い方におもねる歴史を繰り返してきました。王は無能なのではなく、それが生き残る処世術だったのだと思います。個人的には面白かったです。
「恋人」をより楽しむために・・・
このドラマの背景となった丙子胡乱(へいしごらん|병자호란)は、朝鮮王朝と清(後金)の間で起きた17世紀の戦争で、朝鮮の歴史において非常に大きな転換点となった出来事です。
丙子胡乱(병자호란)について
丙子胡乱(へいしごらん|병자호란)の前段階として、丁卯胡乱(ていぼうこらん|1627年)という後金と朝鮮の戦争がありましたが、これは比較的短期間で講和に至りました。
当時の朝鮮は、中国・明との関係を重視しており、新興勢力である後金(後の清)とは距離を置いていました。
そして、1636年(仁祖14年)の冬、清の皇帝ホンタイジが大軍(約12万)を率いて朝鮮へ侵攻したのが、丙子胡乱(병자호란)です。
この戦争で、朝鮮は降伏し、仁祖は清の皇帝に三跪九叩頭(さんききゅうこうとう)の礼(中国皇帝への最大級の服従儀礼)をおこなうことになり、朝鮮は清に臣従することになりました。
「風と共に去りぬ」のパクリ?
このドラマの脚本家であるファン・ジニョンは、制作発表会で、映画「風と共に去りぬ」からモチーフを得たと明かしました。
しかし、設定だけでなく、セリフも数多く借用してしまっているのと、「風と共に去りぬ」を無駄に引き延ばしたようなストーリーが残念かな・・・と思います。
なお、イ・ソジンとキム・ジョンウンが主演した「恋人」というドラマもあるので要注意です。
「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」を見るなら・・・
※本ページの情報は2025年3月時点のものです。
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