W -君と僕の世界-
制作:2016年
ジャンル:恋愛ドラマ
全24話(Amazon参照)
脚本:チョン・デユン
出演:イ・ジョンソク、ハン・ヒョジュ、キム・ウィソン、イ・テファン、チョン・ユジン、ホ・ジョンド、イ・シオン、カン・ギヨン、チャ・グァンス、パク・ウォンサン、ナム・ギエ
評価: [4.3]
ある日、指導医のパク教授(イ・シオン演)に呼び出された彼女は、「W」の最終回の内容を父親から聞き出してこいと命じられ、アシスタントのスボンに連絡を入れる。
ところが、彼からソンムが行方不明になったと知らされ、急いで父の作業場へ。
最終回の原稿を見たヨンジュは衝撃を受けるが、次の瞬間、ヨンジュの体はマンガの中に引き込まれ・・・。
「W -君と僕の世界-」が見られる動画配信サービス
「W -君と僕の世界-」関連の原作・楽曲
確認した限り原作はなく、オリジナル脚本のようです。
同名のウェブ漫画がありますが、これはドラマ公開後に作成されました。
サウンドトラックは販売されています。
「W -君と僕の世界-」の予告編・映像など
「W -君と僕の世界-」予告編
口コミ、評価、感想
マトリックスのような発想(仮想世界と現実世界)で、恋愛ドラマにしてしまう発想が凄い。面白かったです。
イ・ジョンソクのためにあるような設定。キュンキュンしっ放しでした。
「W -君と僕の世界-」をより楽しむために・・・
もしかしたら、制作陣にとって深い意味はないのかもしれませんが、色々な解釈ができるドラマだと思います。
わたしが感じた事を少し書いておきます。
作家の“神性”とキャラクターの“自由意志”
このドラマでは、作家が神のような存在としてキャラクターの運命を支配する一方で、キャラクターが作家の意図を超えて行動する瞬間が描かれます。
この場合、制作陣が伝えたいテーマの一つは「支配と自由の相克」ではないかと考えられます。
つまり、創造主(ソンム)が作り上げた世界の中で、被創造物(チョル)がその支配を超えて自由を求める構図です。
もしこれを国家と国民に例えるなら、国家(作家)は、国民(キャラクター)を「理想的な存在」として設計しようとします。
しかし、国民は必ずしもその理想通りに振る舞わず、自らの感情や判断に従います。
この矛盾は、国家が個人を完全にコントロールできない現実を反映しているとも解釈できます。
シャーロックホームズの死
有名な推理小説にコナン・ドイルのシャーロックホームズシリーズがあります。
シャーロック・ホームズシリーズ「最後の事件(The Final Problem)」では、シャーロック・ホームズは滝壷へ転落死したように描かれています。
しかし、読者はホームズの死に強いショックを受け、批判や抗議が殺到しました。
その為、「空き家の冒険(The Adventure of the Empty House)」で、ホームズは滝壺から生還していたことが明かされ、シリーズが続くことになります。
「W -君と僕の世界-」を見るなら・・・
※本ページの情報は2025年1月時点のものです。
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